ルユハヴ?〜なんとかならない人生〜

『なんとかならない人生』なんてない。愚痴と発見と、時々漫画を描いてゆきます。ご一読頂き、ありがとうございます。

〜したとする話

 

カフェイン2杯分をくっと飲んでしまったぼくが、

今から眠るとする。

 

 

夢を見るとする

 

すると、

かつて付き合った元カノや

恋い焦がれていたけどすれ違った女性達に囲まれていたとする。

 

『どうして私達をえらばなかったの』

 

と詰問されたとする。

 

(いや、何人かはそっちから振ったんじゃん)

とも思ったとするし

 

でも夢の中の人物に言い返しても仕方ないので、素直に考え込むとする。

 

 

 

 

『もう一回やり直してあげる』

 

 

と都合よく言われるのも夢のせいとするし、

 

割と未練がましい男なので、

一瞬ドキっとするとする。

 

 

でも、そこには今の彼女の姿はなくて

 

かといって、その部屋には出口も用意されてないわけで

 

目の前にいる過去の女性との復縁しか、

選択肢にないとするわけで。

 

 

 そしたら

きっとぼくは泣き出すと思うわけで。

 

だって、目の前にいる人達のうち誰ひとり

幸せに出来る自信などないわけで。

 

かといって、その空間を打開するだけの力を夢の中のぼくは持たないわけで。

 

 

 

すると、

 

『そんなとこで何してんねん、オッさん!』

 

って声が部屋中に響き渡るわけで。

 

 

この口調は、どう考えてもあの人なわけで。

 

でも、三十路そこそこの青年を捕まえてオッさん呼ばわりは結構ヒドいわけで。

 

苦笑してる内に、部屋の壁にヒビが入り始めた訳で。

 

ぼくは顔を上げて

目の前にいる過去の女性達に

 

『君は無理だったけれど、今度こそ幸せにしたい人が出来たんだ』

 

と伝えるわけで。

 

 

(私が無理だったんだから、今度も無理でしょ)

とは当然の返答なわけで。

 

 

『でも、今度ばかしは絶対諦めたくない』

わけで。

 

 

だから、ありがとうなわけで。

ぼくに

たくさんの想い出をくれた人達なわけで。

さようなら。

 

全ての壁が割れる。

まばゆい光に包まれる。

 

 

 

目が覚めたわけで。

 

そこには起こしてくれた

彼女の顔があるわけで。

 

また、うたた寝をしていた事をこっ酷く叱られるだろう、怖いなぁ

 

 

 とする訳だけれど

 

実際

 

遠距離の彼女は 側にいないわけで。

 

 

 

ほんのり寂しいわけで

 

でも今日も仕事があるので

イタい妄想は程々に

無理やり眠ることにしたとする話。