ルユハヴ?〜なんとかならない人生〜

先輩は煙草を飲みながら僕に言った。 『何とかならない事なんて、いままでにあったか?』 いや先輩!僕今無職になってますけど?!

【在職回想記①】〜僕が持っていた最強最弱の盾〜

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こんにちは、皿あらいです(^ν^)

ぼくが前の職場に入りたての頃、持っていた最強の盾の話をします。

 

 

かつて、僕は最強の盾を持っていました。


それは、どんなに仕事が苦しくても、負けずに耐え凌げる能力です。


入社当時、僕はひょろっちいただの元漫研部員だったにも関わらず、辛い現場作業に駆り出されました。


どんなに暑い日も、汗をブルブル掻きながら(この表現は当時の上司が使っていた物で効果音が気に入ってます)
重い荷物を運び熱中症寸前になっても、


冬はかじかむ指をホッカイロで暖めながら、暗くなった野外の作業にも、
何とか耐えました。

 

指先はどんなに手を洗っても、指紋の溝はいつも汚れていたし、


いつも屋外なので日焼けするが、ヘルメットのあご紐がある、あごのラインだけ焼けずに白いままでした。


通勤途中や友達に会う時、恥ずかしかった記憶があります(笑)

 

中でも1番辛かったのは人間関係です。
当時の上官は不器用な人で、部下は育てないが思うように動かないと当たり散らすと言う

 

新入社員に取ってはまさに天敵の存在でした。


昼ご飯も、食べる時間は殆ど与えられなかったです。

 

今でこそ当時の上官も被害者の1人だと分かるので同情を覚えますが、


当時のぼくはそんな上官が恐ろしく、

大の苦手だったのです。

そんな環境でも、当時の僕が耐え続ける事が出来たのは、他でもなく

耐え凌ぐ事しか手段を知らなかったからです。


ただ、文句を言わず→耐える。
やりたくない大嫌いな仕事だったが→耐える。
どんなに冷たく扱われても
身体が限界を迎えても→ただ只管に耐える。

と言う、専守防衛の才能。

当時の同期は、逃げたり、上官から使えないと爪弾きにされ


気がつけば、現場作業に残っていたのは同期でもぼくだけでした。


ぼくが文句を言わず耐えているのを、
『こいつは根性がある』と勘違いでもされたのでしょうか?


それとも、現場作業に向いているとでも思われたのでしょうか?


『冗談じゃない!!誰より僕が1番この仕事が嫌いなんだ!勘弁して下さい!』

・・・と当時の僕に言える訳もなく(笑)
この地獄はまだ続くのです・・・

『でも、皿あらいには最強の盾があるでしょう?だから大丈夫なんじゃない?』


とお思いの読者の方もおられましょう。


でも、そうじゃないんです。

僕が持っていた盾の正体は、『無知』。

 

『情熱』の矛を手に試練に立ち向かったでなく、


『創意工夫』の巻物を手に、現実の理不尽を如何に受け流すかを画策したでもなく、


ただその場に弁慶の如く仁王立ちし、
飛んでくる火の矢を一身に受けながら、歯を食いしばっていただけに過ぎません。


僕は何も持ち合わせてなんて、いなかった。

 

 

だから、足軽だった僕が、一部隊の兵長になった時に。
現実は僕に牙を剥きます。

次回、『最強の盾が割れる時』です。

 

それでは、また(^ν^)

 

あらい 皿